就労許可を待つ間に

最近の就労許可は、また審査期間が延びています。

標準的な事務処理期間という目安はありますが、ほぼそのとおりにはいきません。

例えば新規のCOEは、1~3か月ということになっているようです。

しかし、私の担当させていただいているものの中には、既に5か月目に突入したものもあります。

この間、雇用される企業様も、来日を待ちわびる求職者様も、今日か、明日か、という一日千秋の思いでお待ちいただくことになります。

お客様からのご要望があれば、やむを得ず入管に電話することもあります。

某大都市の入管は、そもそもお電話がつながりません。ずっと話中(はなしちゅう)です。

電話がつながる入管でも、「現在、審査中です」という定型文が返ってくるだけです。

もし修正の指示があれば、それは審査が行われている実感がお客様にも伝わりますが、何の応答もなく、こちらからの照会に「審査中です」という回答だけでは、待つ方の身になるとつらいものがございます。

企業様としては、いつから人材が増えるかを見込んで事業スケジュールを立てます。その見込みがずれたことの危険負担は誰が取るのでしょうか?

求職者も、来日許可が出たらすぐにでも飛行機に乗る準備をしています。その間は無職・無収入でしょう。

私が業務代行させていただく事業者様は、外国人の方も日本人の方もまったく区別なく、十年単位で雇用したいとお考えの方ばかりです。

求職者の方も、多くは目安として5年の帰化又は10年の永住を目指しています。

スタートする時期は、若干ずれてもやむを得ないとお考えいただくしかないのかもしれません。

その間、求職者にはしっかりと日本語を学んでいただくプログラムをご用意しています。

英語ができる方は多いですが、日本で生活し就労するなら、日本語能力を磨くことは最優先です。

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toyama
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