ラマダーンの過ごし方
今年もラマダーンの季節がやってきました。
ラマダーンは、イスラム教徒が年に一度、日の出から日の入りまで断食をすることで有名です。
ただし元は、イスラム教徒の暦で9月の名称です。
このときに断食をすることから、ラマダーン=断食と印象付けられたようです。
イスラム暦は、月の満ち欠けによって定まります。
だから毎年、ラマダンの始期と終期は違います。
また、国家によっても若干の違いがあるようです。
おおよそ、2024年のラマダーンは3月10日又は11日に始まり、4月9日ころ終わります。
そして断食といっても、太陽が昇っている時間帯だけ水も飲みませんが、日没後はしっかり食事をとります。
私はイスラム教徒の断食中の食事風景に立ち会ったことがありますが、ひとことでいえば「茶色」でした。
つまり青物野菜や赤い色どりなどは一切なく、ほぼ揚げ物だけでした。
日中は一切の飲食をせず、日没になったら一気に食事をするのですから、それは脂っこい揚げ物中心になるのはやむを得ないところでしょう。
もともと彼らはアルコールを飲みませんから、「おつまみ」とか「酒のアテ」のような食事は不要です。
多くのイスラム教徒は、立派なお腹をしていることに現地へ行けば気づきます。
これは男女にかかわらず、だいたいの方は立派な体型をしています。
もちろん小さな子どもや病人、妊婦など、断食をしないでよいとされている方もいます。
ラマダーン明けの盛大なお祭りを、彼らは楽しみにしていることでしょう。
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